イノベ講演会報告 浜通りで進む軍事化の動きに驚きと懸念の声

  3月2日、平塚市で講演会を開催して頂きました。テーマは「イノベーション・コースト構想とはー被害者を置き去りにした復興政策と軍民両用産業拠点化ー」です。

 主催は「福島の親子とともに・平塚」という保養グループで、昨年地元の催事で福島イノベの展示を実施されました。主催者の方は、イノベが軍事とつながっているということに危機感を持ち、このテーマをグループ内で提案したところ、「まさか」と半信半疑の反応があり、きちんと調べてみなければと考えました。その後ご連絡をいただき資料提供をしたところ、このような力作が出来上がりました。

 冒頭に主催者の小嶋さんから、内閣府の防災白書2023年度版の紹介がありました。
国の防災予算が年々減らされ10年前に比べて4兆円も減額、代わりに軍事費が右肩上がりに伸び10年前に比べ2兆円増額されている。自然災害が頻発する中で起きた能登半島地震で被災者が続出する中、予定通り大規模軍事演習を実行した岸田政権への批判の声が上がりました。

 

    



地元で活躍されているユニットの素晴らしい演奏を聞かせていただきました。

アンケートをご紹介します。

・福島で何かが起きている事は、うっすら知っていましたが、こんなにたくさんの企業が軍事に関係しているとは思ってもいなっかったのでとても驚いています。それぞれが結びついているのが、また危険な感じがした。政府の闇の部分。

・復興の名の元、経済のために、恐ろしいとりくみが行われていることがわかった。注視すること。知り合いに伝えたい。

・「福島イノベーションコースト構想」全く聞いたことがありませんでした。表むきの発表内容とモデルとなった米国の考えが「軍事技術」であることに衝撃を受けました。これに血税が巨額に使われているとは、怒りが出ます。まさに不都合な事実。

・「イノベ」について福島ではあまり知られていないことに驚きでした。

・想像していたよりも、広範囲にわたる構想の巨大さにおどろきました。

・軍事利用のために、イノベーションコースト構想をすすめている。昨年11月に市の職員に案内され見学しましたが「ロボテスフィールド」は良いことばかり述べていた。軍事利用のための施設がはっきり分かった。

・復興の名の下に戦争への準備、企業のための投資を進めていることがよくわかりました。
アメリカのハンフォードのまる写しでああることが印象に残りました。

・はじめて知ったイノベーションコースト構想の実態です。惨事便乗型の産業は知っていましたが軍事とつながっていることに驚きます。日本政府の軍拡へかじをきったことによって、軍事とつながったのでしょうか。

・能登の地震で特に、今福島がどうなっているのか気になっていたので、ショックドクトリンの展開の仕方がよくわかりました。能登の人々と連携し早期に警鐘を鳴らすことが大切かと思いました。

・緊急事態条項もどきの変更を地方自治法に閣議決定で加えたようですが、とにかく重要なことが伝えられていないので個人のネットワークで伝えるしかないのでしょうか。当会の講演会いつも有意義で感謝しています。有難うございます。

・冒頭に小嶋さんからのお話にあった「軍事費に比べ防災費が激減」の話に頭にきました。米のマンハッタン計画があった場所のような軍事研究の拠点が作られ、税金が注ぎ込まれているなんて知らなかったです。嫌です!

・復興予算が、関係ない分野に使われている印象で頭にきた。健康への影響も心配なのに、こども達を集めようと策を練っているのが怖いです。もっと農業政策とかの予算を使ってほしいです。防災費も大事です。

・福島イノベーションコースト構想、まさにショックドクトリンそのものです。ウクライナの復興に利権をめぐって企業参入するつもりのようです。ノーと言い続けていきたいと思います。

・惨事便乗型の軍事ビジネスとは、何事だ!弱者につけ込んだやり口に怒りしかわきません。明瞭な語り口でわかりやすく、今日参加して良かったです。ありがとうございました。
ユニット演奏すばらしかった。

コメント

このブログの人気の投稿

アーカイブ動画「福島イノベーション・コースト構想と経済安保」

オンライン学習会のお知らせ「福島イノベーション・コースト構想と経済安保 ―「安保」の名のもと戦争体制へ」